ユーザー変数機能

■ユーザー変数とは

会話相手ごとに任意の値を覚えることの出来る機能です。
例えば、会話のなかで会話相手の趣味や好きな食べ物、年齢などを聞いて保存しておくことが可能です。

■ユーザー変数で利用する置き換えタグ

・変数に会話中ユーザーに関する値をセットする時:{set_var:変数名:値}
・会話中ユーザーの変数の値を利用する時:{get_var:変数名:デフォルト値}
・会話中ユーザーの変数の値を全て利用する時:{get_var_all}
この3種類の変数をシンプル返信機能やシナリオ機能に書くことでユーザー変数を使うことができます。

■使い方の例

・ユーザー変数の例1

以下は、変数を利用することで同じユーザーからの2回目以降の会話においてボットの返信のパターンを変えることができるようになるという例です。

変数に値をセットするとき(「シンプル返信(簡易 or 詳細)」)

① 検索ワードの項目に「はじめまして」、返信メッセージの項目に「はじめまして。{set_var:hello:また会いましたね。}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-19 11.46.36.png

変数の値を利用するとき

① 検索ワードの項目に「こんにちわ」、返信メッセージの項目に「こんにちわ。{get_var:hello:はじめまして}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-19 11.47.03.png

②プレビューで確認します。

スクリーンショット 2018-03-19 11.49.01.png

①「はじめまして」と話しかけると、返信時にユーザー変数 hello に “また会いましたね。” という値が格納されます。
②「こんにちわ」と入力すると、ユーザー変数 helloに保存された”また会いましたね。” をつかってボットが返答をします。


・ユーザー変数の例2

変数に値をセットするとき(「シンプル返信(簡易 or 詳細)」)

① 検索ワードの項目に「趣味は(.*)です」、返信メッセージの項目に「趣味は{match0-1}ですね。{set_var:hobby:{match0-1}}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-16 15.03.34.png

② プレビュー機能(ヘルプ記事)を利用して確認

スクリーンショット 2018-03-16 15.55.29.png

これで「音楽」という趣味が変数として格納されます。

③ 格納された変数の確認
左側メニュー「統計・ログ」をクリックし、「ユーザー変数」を選択して下さい。
すると以下の様に 「音楽」 という変数が格納されているのがわかります。

スクリーンショット 2018-03-16 15.06.49.png

変数の値を利用するとき

① 検索ワードの項目に「ひまだなー」、返信メッセージの項目に「趣味の{get_var:hobby:何か}をしてみたらどうでしょう?」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-16 15.14.44.png

② プレビュー機能で

スクリーンショット 2018-03-19 12.30.01.png
「ひまだなー」→「趣味の音楽をしてみたらどうでしょう?」 と返してきます。


・ユーザー変数の例3

他の置き換えタグとの組み合わせも可能です。

① シンプル返信(簡易 or 詳細)の検索ワードの項目に「数えて」、返信メッセージの項目に「数を数えます。{set_var:mycount:{math::{get_var:mycount:0}+1}}{get_var:mycount:0}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-16 15.47.20.png

② プレビューで確認します

スクリーンショット 2018-03-19 11.57.44.png

プレビュー機能で 「数えて」 と入力するたびに変数に数を加算してゆきます。

この例では、{get_var} → 他の置き換えタグ → {set_var} という順番で処理しています。


・ユーザー変数の例4

以下の例では、シナリオ機能を使って選択肢を提示し、ユーザーからの選択結果をユーザー変数として格納します。

① シナリオボット画面で以下のように4つの選択肢を表示します。そして選択を行ったシーンIDのメッセージの部分に、{set_var:location:値} を書きユーザー変数を定義します。
シナリオボットの基本的な使い方に関しては(シナリオボット)を参照ください。

スクリーンショット 2018-03-19 11.58.23.png

② プレビュー機能でシナリオを呼び出して、選択肢を選択するとユーザー変数に値が格納されます。

スクリーンショット 2018-03-19 12.04.49.png

上の図の例では、「東京」という値がユーザー変数として格納されます。

 

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