チャットボットの応答速度が遅いときの原因調査と対応方法

チャットボットとの会話において反応速度が遅いときの原因の調査方法と対応方法

■確認対象

① Botbirdエンジンでの自動会話処理全般
② Botbirdエンジンでの機械学習判断処理(外部検索ボットでの機械学習)
③ 外部検索ボットで呼び出された外部サービスの処理
④ ユーザーインターフェース(WEBチャットボックス、LINE、LINEWORKSなど)

■①〜③の判断方法

  1. 管理画面のWEBチャット(プレビュー)で、シンプル返信の優先度が高い返信会話を行います。 例)検索ワード「こんにちは」→返信「こんにちは!」
    この速度が、その時点でのベースの応答速度です。
    ここで時間がかかる場合、①のBotbirdエンジンにて問題または負荷向上が発生している可能性が有ります。継続する場合、サポートにお問い合わせ下さい。
    ※優先度を低くすると、より高い優先度の返信確認のために外部サーバを読みに行くなどの処理が発生する可能性があります。他の検索ワードチェックがなるべく走らない状態でご確認ください。
  2. 同じく優先度の高い会話にて、「外部検索ボット」返信を行ってください。このとき「外部検索ボット」の「機械学習利用」はOFFにしてください。
    この速度と、上記(1.)のベースの応答速度との差分時間が、③の外部検索ボットで呼び出された外部サービスの処理です。
    これが遅い場合はBotbird for Businessでの対応は難しく、別の外部サービスのご利用か、または独自の検索の仕組みを構築する必要があります。
  3. ここで「機械学習利用」をONにすると、②のBotbirdエンジンでの機械学習判断処理(外部検索ボットでの機械学習)の速度に遅くなる要因があるかどうかがわかります。

■④の判断方法

  1. 同じ質問を対象となるインターフェース(LINEやFaceBookメッセンジャーなど)と管理画面のWEBチャット(プレビュー)で行い、応答速度を比較します。
    WEBチャット(プレビュー)ではほとんど応答時間がかかりませんので、差分の時間は④対象となるインターフェースの時間だと推測できます。
    ※外部検索ボットを使用する場合はキャッシュがはたらく可能性があるので、出来るだけシンプルな返信で試します。

■その他

「FAQボット」の機械学習処理は少し異なる仕組みを利用しています。機械学習を利用しつつ、より早い返信を期待される場合はこちらのご利用も検討ください。