Botbird for Businessを利用し、ZOOMアプリの「チャット」機能上でのチャットボットを制作することが可能です。(「ミーティング」中のチャット画面ではなく、常時社内等でコミュニケーションするための「チャット」画面です)

【事前準備】
Botbird for Businessのご登録がまだの方は、こちらからご登録またはお問い合わせ下さい。
https://botbirdbiz.com/
※Zoomのアカウント体系やAPI設定画面等の内容は随時更新追加が行われています。必ず公式ヘルプ・ドキュメントを参照しながら設定を行って下さい。恐れ入りますが、このページのヘルプ内容を利用して設定を行った場合に発生した損害等への保証は出来かねますので予めご了承下さい。
「ZOOM 有償プラン」の登録を行って下さい。※管理者のみで可能
ZOOMとBotbird for Businessの連携は、管理者が「ZOOM API」を利用して2種類の「App」設定を作成することによって行います。ZOOM APIを利用するためには管理者にZOOMの有償プランご登録が必要です。詳しくはこちらをご覧下さい。
https://zoom.us/pricing
ZOOMに、ボット利用者専用のグループを作成し、利用者ユーザーの登録を行って下さい。
ZOOMでのボット利用には、所定のグループに入っていることが必要となります。このチャットボットを利用して良いユーザーは、必ず所定のグループに参加させて下さい。
【設定時の注意事項】
各設定を行う場合、以下のページを同時に開きながら設定を行うとスムーズに設定することが出来ますのでご参考下さい。
・ZOOM App Market Place
https://marketplace.zoom.us/
・Botbird for Business
https://botbird.biz/member/login
1. Botbird for businessにて、Zoom用のWebhook URLを取得します
https://botbird.biz/member/bot_setting を開き、「Webhook URLの指定(Zoom Chatbot appに設定)」の欄内のURLをクリップボードやメモ帳等にコピーしておいてください。

2. Zoom App Marketplaceで「①Chatbotアプリ」を作成します
1)ZOOMのApp作成ページを開きます。
下記ページからログインして下さい。 https://marketplace.zoom.us/user/build
・Develop => Build App を選択します。

・スクロールし、「Chatbot」を選択して「Create」ボタンを押します。

・チャットボットの名前(例:chatbot app)を記載します。


・Developmentの下にある、Client IDと Client Secretをメモ帳等に保存して下さい。これが後に入力する「ZOOM Chatbot app Client ID」「ZOOM Chatbot app Client secret」となります。
・Redirect URL for OAuthに、特に指定がなければ https://zoom.us などと入力下さい。

・Add allow lists にも、同様のURL(https://zoom.us)と入力下さい。

・Information メニューでは、必要に応じて説明をご入力下さい。

・Developer Contact Information section に、Name と Email address を記載下さい。

・Feature メニューから、Verification Tokenを取得します。これが、後に入力する「ZOOM Chatbot app Verification Token」となります。
・Feature メニューの、 Chat Subscriptionを入力します。
- Bot endpoint URL : developmentとproductionの両方に、本ページ上部の「1」で取得した、WebhookのURLを貼り付けて、「Save」ボタンを押します。

- Bot JID が表示されますので、「development」の欄の値を(@以下も含め全て)取得して下さい。これが後に入力する「ZOOM Chatbot app Bot JID」となります。

・Chat Subscription 欄の右端にある、下向き矢印をクリックしてください。

・Slash Command の欄の[+]ボタンを押し、Command 欄に任意のアルファベットでの起動コマンドを記載します(実際には利用されませんが、入力が必要です。また、既に他の企業等が利用しているコマンドは使えないため、固有名詞のようなコマンド[zoombotmetabirds20220831]等の、世界で1つのコマンドとなるように入力して下さい)。
・その後忘れず、Saveボタンを押して下さい。

3) Scopeの設定
・こちらはこのままの設定で進んでください。

4)ボットのZOOMへのインストール
・Local Test メニューの Test the App Locally で[Add] ボタンを押してZOOMにインストールして下さい。(Testと有りますが、これが実際に利用するZOOMチャットボットとなります)

・[Allow]ボタンを押すと利用が許諾され、上で追加されたURL(https://zoom.us 等)にリダイレクトされます。

・これで「①Chatbotアプリ」の作成が完了です。ZOOMアプリのチャット画面、「BOTS」欄から利用が可能です。(もし見つからない場合は、連絡帳(Contacts)の中から見つけて下さい)

3. Zoom App Marketplaceで「②OAuthアプリ」を作成します
1)ZOOMのApp作成ページを開きます。
下記ページからログインして下さい。 https://marketplace.zoom.us/user/build
・Develop => Build App を選択します。

・スクロールし、「Server-to-Server OAuth」を選択して「Create」ボタンを押します。
・名前を記載し、(例:oauth app )Createボタンを押して下さい。

・アプリ設定が作成され、詳細設定画面にリダイレクトされます。

2)設定の取得
・Account ID、Client ID,、Client Secret を保存下さい。これが、後に入力する「ZOOM Account ID」「ZOOM OAuth app Client ID」「ZOOM OAuth app Client secret」となります。

3): 自社情報の設定
・Information メニューから、Company name、 担当者の名前とメールアドレスを記載ください。

・Scopes メニューから、Add Scopes ボタンを押し、権限設定を行います。

・ポップアップページから、User => View all user information (user:read:admin) を選び、Doneを押して下さい。

・また同様に、Group => View groups (group:read:admin) を選び、Doneを押して下さい。

・結果として、下記2つのScopeが設定されます。

・最後に、Activationメニューから、「Activate your app」を選択します。

・これで、この「②OAuthアプリ」も作成完了です。

4. ZOOMのグループIDを取得します。
・ZOOM管理画面の、「管理者」→「ユーザー管理」→「グループ」で、今回のチャットボットの利用対象者が所属するグループの設定画面を開きます。
・ブラウザのURL欄に表示される、グループID(zoom.us/account/group#/detail/xxxxxxxxxxxxx/detail のxxxxxxxxxxxxx部分のランダム英数字)を保存します。これが、「ZOOM Group ID」となります。

5. Botbird for businessにて、Zoom連携設定します
https://botbird.biz/member/bot_setting を開き、上部で取得した「ZOOM Account ID」「ZOOM Group ID」「ZOOM Chatbot app Bot JID」「ZOOM Chatbot app Client ID」「ZOOM Chatbot app Client secret」「ZOOM Chatbot app Verification Token」「ZOOM OAuth app Client ID」「ZOOM OAuth app Client secret」を入力し、[アップデート]を押してください。

6. 完了です
ZOOMのチャット画面からチャットボットに話しかけ、動作確認を行って下さい。
コメントを投稿するにはログインしてください。