[管理画面]表(テーブル)の操作方法

管理画面内の表(テーブル)は、エクセルと同じような感覚で操作が可能です。

選択セル・範囲のコピー

Ctrl」+「C」(Macでは「⌘Command」+「C」)

コピーした内容はエクセル・Googleスプレッドシートにそのまま貼り付けが可能です。

選択セル・範囲の切り取り

Ctrl」+「X」(Macでは「⌘Command」+「X」)

クリップボードにコピーした上で選択セル・範囲を消去します。
切り取った内容はエクセル・Googleスプレッドシートにそのまま貼り付けが可能です。

選択セル・範囲へのペースト(貼り付け)

Ctrl」+「V」(Macでは「⌘Command」+「V」)

クリップボードの内容を貼付けます。
エクセル・Googleスプレッドシートからコピーした場合は行・列の構造を維持した状態で貼り付けが可能です。

複数行のテキストをコピーしていた場合、次の行に自動で挿入されます。

同一セルに複数行のテキストを貼り付けしたい場合は、当該セルをダブルクリックして入力可能な状態にした上で貼り付けを行ってください。
※ボット管理画面のID列や、統計・ログ画面で貼り付けを行うことはできません。

行の追加

セルを右クリック→「上に行を追加」「下に行を追加」で行の追加が可能です。

また最終行の空白セルに入力を行うと、次の行が自動で追加されます。

操作を元に戻す・やり直す

元に戻す:「Ctrl」+「Z」(Macでは「⌘Comannd」+「Z」)
やり直す:「Ctrl」+「Shift」+「Z」(Macでは「⌘Comannd」+「Shift」+「Z」)

またはテーブル内で右クリック→「もとに戻る」「やり直す」でも同様の操作が可能です。

【オプション機能】オペレータ機能の利用

本オペレータ機能はオプション機能です。ご利用希望のお客様はお気軽に弊社サポートまたは貴社担当者までご連絡下さい。


オペレータ機能は、無人対応(チャットボット)から有人対応(オペレータチャット)に処理を移し、必要に応じて無人/有人対応を切り替える機能です。

・オペレータ対応チャットは、Botbird for Businessの管理画面内から行います。
・オペレータ対応中はチャットボットは自動返答を停止し、対応終了後に再開します。
・オペレータ呼び出しをボット会話のどのようなタイミングで開始するかを、シナリオによって任意に変更可能です。
・オペレータがログインしているときにだけ、オペレータを呼び出す選択肢を提示することが可能です。
対応プラットフォーム:WEBチャット・LINE WORKS


1)WEBチャット/LINE WORKSでの設定(管理者)
2)オペレータアカウントの作成(管理者)
3)オペレータ起動シナリオの作成(管理者)
4)ボット会話からオペレータ呼び出しへ(会話ユーザー)
5)オペレータアカウントのログインとオペレータ会話の開始(オペレータ)
6)オペレータ会話の終了(オペレータ)


1)WEBチャット/LINE WORKSでの設定(管理者)

①WEBチャットの場合
オペレータ機能に対応したHTMLタグが必要ですので、別途弊社より発行を受けて下さい。(既存のオペレータ無し用HTMLタグと別ページで共用可能です)

②LINE WORKSの場合
こちらのLINE WORK設定画面ヘルプをご確認のうえ、LINE WORKS Developerページ上で作成するボット作成時の「Callback URL」を、別途弊社にて発行するURLに変更してご利用下さい。
なお、こちらは既存のボットとの併用は出来ません。お試しになる場合は、既存のBot設定の「Callback URL」を一時的に変更してお試し下さい。

2)オペレータアカウントの作成(管理者)

①左メニューから「オペレータ」-「オペレータ管理」を選んで下さい。
スクリーンショット 2019-11-25 19.42.58.png

②オペーレータID、オペレータアカウント名、パスワード、ニックネーム、Eメール等を入力して、「サーバに保存」を押して下さい。
スクリーンショット 2019-11-25 19.43.57.png

3)オペレータ起動シナリオの作成(管理者)

①シンプル返信やシナリオボットにて、ボットが「/manual」と返信する設定を作成して下さい。

②シナリオボットの選択肢では、オペレータがログインしている時だけその選択肢を表示する{operator_login}タグや、オペレータがログインしていない時だけその選択肢を表示する{operator_nologin}タグを利用することも出来ます。スクリーンショット 2019-11-25 19.52.15.png

4)ボット会話からオペレータ呼び出しへ(会話ユーザー)

①会話ユーザーにて上記の会話が呼び出されると、オペレータ呼び出しが開始されます。

②オペレータ呼び出しが行われると、オペレータに通知メールが届きます。

スクリーンショット 2019-11-25 14.43.44.png

5)オペレータアカウントのログインとオペレータ会話の開始(オペレータ)


①上記2)で作成したオペレータ用アカウントにログインしておきます。

オペレータ対応をする際の管理画面は通常のものとログインURLが異なりますのでご注意ください。
https://botbird.biz/member/login_operator
ログインには、「アカウントID」「オペレータID」「オペレータパスワード」の3つの情報を必要とします。

②左側メニュー「オペレータ」内の「オペレータ手動返信」の画面を開きます

スクリーンショット 2019-11-25 19.42.58.png

③対応するIDのリンクを選ぶと、その会話ユーザとチャットできる画面が開きます。そちらでチャット応対を行って下さい。

(Tips:) 対応リストのある画面をクリックしておくと、ユーザーから呼び出しがあった際に音で知らせることができます(Google Chromeでのみ動作します)

スクリーンショット 2019-11-25 19.58.59.png

※その他画面に設置しているプレビュー用のチャットウィンドウと間違えないようにご注意ください。横幅が広いものがオペレータ対応用のチャットウィンドウです。

スクリーンショット 2022-02-28 10.30.16

 

6)ビデオ通話の開始(オペレータ)

①オペレータは、チャット画面のビデオアイコンを利用してビデオ通話を開始することが可能です。

②利用者には、下記のようにビデオ通話画面へのリンクが表示されます。

スクリーンショット 2022-01-28 12.11.23

 

 

 

③ビデオ通話画面は下記のようになります。

 スクリーンショット 2022-02-28 10.30.32

スクリーンショット 2022-02-28 10.30.57

7)オペレータ会話の終了(オペレータ)

①会話を終了する場合は、「/bye」と入力して下さい。
 ユーザーが「Close」ボタンを押した場合も会話が終了します。

②終了後、会話ユーザはもとのボット対応に戻ります。

 

動作環境

オペレータ

  • プラットフォーム
    • Windows
    • macos
  • ブラウザ
    • Chrome 最新安定版
    • Firefox 最新安定版
    • Windows: Microsoft Edge(Chromium版) 最新安定版
      • ※Internet Explorer、Microsoft Edge旧版ではご利用になれません
    • macos: Safari 最新安定版

ユーザー

  • プラットフォーム
    • Windows
    • macos
    • iOS 最新安定版
    • Android 最新安定版
  • ブラウザ
    • PC/Mac
      • Chrome 最新安定版
      • Firefox 最新安定版
      • Windows: Microsoft Edge(Chromium版) 最新安定版
        • ※Internet Explorer、Microsoft Edge旧版ではご利用になれません
      • macos: Safari 最新安定版
    • iOS
      • Safari 最新安定版
    • Android
      • Chrome 最新安定版

「ゴール」測定について

 

■「ゴール」測定について

Botbird for Businessでは、ダッシュボードやシナリオ毎の統計画面にて表示される
「ゴール」測定によって、特定のシーンに到達したユーザー数を取得することが出来ます。

 


<ダッシュボードでの「ゴール」数表示例>
表示期間はお好きな期間を選択することが出来ます。
(特定の期間を選択後、「アップデート」ボタンをクリックすると、下部に反映されます。)

 


<「統計・ログ>シナリオ毎の統計」での「ゴール」数表示例>
各テーブルには、以下の情報が表示されます。

シナリオ毎の統計
シナリオ名
シナリオトーク数
シナリオ開始数
シナリオ開始ユーザー数
シナリオゴール数
ゴール到達ユーザー数:そのシナリオの「終了」チェックを付けているシーンに到達したユーザーの数です。
指定ゴール数
指定ゴール到達ユーザー数
ゴール到達率
指定ゴール到達率

 


 

■「ゴール」測定方法

シナリオの任意のシーンに「ゴールID」文字列をつけた場合、そのIDをシナリオ毎の統計ページの
「指定ゴール名」の欄に記載して集計取得して頂けますと、そのシーンに到達したユーザ数を
取得することが出来ます。

<測定例>
「シナリオボット」の各シーン設定時に
「GOODEND」「BADEND」「CHECKPONT1」「CHECKPONT2」「CHECKPONT3」
などのゴールIDを付与します。

その後、「統計・ログ>シナリオ毎の統計」ページの「指定ゴール名」の欄に
集計したいゴールIDを入力して「アップデート」ボタンをクリックして下さい。
下部に「指定ゴール名」に到達したユーザー数が表示されます。

ゴールIDを指定していない場合は、メッセージを作成時、最後のシーンに「終了」チェックを
付けていらっしゃると思いますので、そこまで到着したユーザの数となります。

 

 

CSSのカスタマイズ方法(独自CSSの読み込み)

CSSを編集し、WEBチャットの見た目を自由に変更することができます。


このページは旧バージョンのWEBチャットをご利用中の方を対象にしています。

■バージョンの確認方法

WEBチャットの貼り付けタグ内で読み込まれているjsファイルのファイル名を確認します。

howtodetectver

・ファイル名が「https://botbird.biz/js/dist/botbird-webchat-component.js」となっている
→新バージョンをご利用中です。CSSのカスタマイズ方法はこちらをご覧ください。

・ファイル名が「https://botbird.biz/js/chatBox.js」または「https://botbird.biz/js/chatBox_v●.js」(●は数字)となっている
→旧バージョンをご利用中です。CSSのカスタマイズ方法はこのページで確認してください。


■ CSSの編集方法

1) デフォルトのCSSをコピーする

https://botbird.biz/css/chatbox.css よりデフォルトのCSSを全てコピーし、新規CSSファイルにペーストします。

2) CSS内容を編集する

お手元のエディタソフトを利用し、CSSを編集します。
以下に、代表的なid・classの一例を記載します。

.chatBoxHeader:WEBチャットボックスのタイトル

CSSHELP1
.speech-bubble-user:ユーザーが発話した内容(吹き出し)

※吹き出し下部の三角は::after要素で定義
CSSHELP2

.speech-bubble-bot:ボットが返答した内容(吹き出し)

吹き出し下部の三角は::after要素で定義
CSSHELP3
#inputBox:ユーザーが入力するテキストボックス

CSSHELP4
#inputBoxSubmitBtn:送信ボタン

CSSHELP5

3) 編集したCSSファイルをサーバーにアップロードする

先ほど編集したCSSファイルを、サーバーにアップロードします。どのディレクトリにアップロードしても構いません。アップロードが完了したら、CSSファイルのパスを控えておきます。

4) WEBチャット貼り付けタグ内の、CSSファイルURLを独自のものに変更する

WEBチャットボックスタグ内の、下記”https://botbird.biz/css/chatbox.css”の部分を、3)でアップロードしたCSSファイルのパスに変更してください。

スクリーンショット 2019-07-05 15.04.50


以上が、CSSのカスタマイズ(独自CSSの読み込み)方法です。

子ボット機能について

 

 

■子ボット機能とは?

子ボット機能とは、話し掛けてきた相手(以下相手)に、複数のボットを混ぜて返信させることが出来る機能です。
基本は「親ボット」が相手と会話し、一部分・特定の箇所のみ「子ボット」が返信出来ます。

 


 

■シンプル返信ボット設定方法

①呼び出し許可設定を行います
親ボット(呼び出し元)のアカウントにログインし、左側メニュー「全体設定」をクリックし、「ボット設定」を選択して下さい。

ボット設定メニュー内「GOOGLE HOME接続設定」を表示し、「ボットID」をコピーして下さい。
※IDのコピーは必ず親ボット側で行って下さい。
これで親ボット側の呼び出し許可設定は終了です。

子ボット(呼び出し先)のアカウントにログインし、左側メニュー「全体設定」をクリックし、「ボット設定」を選択して下さい。
ボット設定メニュー内「他ボットからの呼び出し設定(Βテスト中)」を表示し、コピーしておいた親ボット(呼び出し元)側ボットIDを貼り付け、[アップデート]ボタンを押して下さい。
特定のIDを入力せずにID「*」と入力しておいた場合、全てのボットを親ボット(呼び出し元)として呼び出し許可します。

 


 

②各メッセージ設定を行います
親ボット(呼び出し元)
側、子ボット(呼び出し先)側で返信したいメッセージを入力します。
基本の会話は親ボット(呼び出し元)側、一部分・特定の箇所のみ子ボット(呼び出し先)側で設定して下さい。
※各設定中、優先度の設定を充分にご注意下さい。
※優先度を正しく設定出来ていない場合、ボットが動作しなくなってしまいます。

 


 

③呼び出し用置き換えタグを入力します
親ボット(呼び出し元
側のメッセージ設定で、子ボット(呼び出し先)側と切り替えるワードをを入力する際に、返信メッセージに置き換えタグ「{child_bot:子ボットのID:最低優先度}」を入力します。
最低優先度を入力することで、子ボット(呼び出し先)側の返信メッセージを全て確認させるのではなく、優先度で範囲指定して返信メッセージを確認させることが出来ます。


【設定例】

・親ボット(呼び出し元)のボットID:100
・子ボット(呼び出し先)のボットID :200
のとき、子ボット(呼び出し先)側「他ボットからの呼び出し設定(Βテスト中)」設定欄に「100」と入力します。

そのうえで、親ボット(呼び出し元)側管理画面のシンプル返信ボットで

・検索ワード:.*
・返信メッセージ:{child_bot:200:30}

と入力しておくと、子ボットの優先度30以上までチェックを行って、返信します。

 

 


 

④動作確認を行います
親ボット(呼び出し元)
に話しかけ、子ボット(呼び出し先)が正しく動作するか確認して下さい。
動作がおかしい時は、子ボット(呼び出し先)側のボット設定(特に優先度)の確認を行って下さい。
子ボット(呼び出し先)側のシナリオボットを呼び出した場合、シナリオボットは優先度を設定せずにデフォルト状態のままだと0になっていますので、必ず優先度を設定して動作を確認して下さい。

 

 

【参考情報】
各優先度を活用すると、最低優先度のみの指定ではなく「最高優先度と最低優先度」両方を指定した範囲のメッセージを返信させることが出来ます。

・親ボット(呼び出し元)としての優先度80:タグの中60
呼び出し用置き換えタグ「{child_bot:子ボットのID:60}」

親ボット(呼び出し元)の動作
→親ボット(呼び出し元)の優先度100~80を確認して、返信します
→優先度80までに返信出来るメッセージがない(マッチしない)場合は、子ボット(呼び出し先)側のメッセージを確認しに行きます

子ボット(呼び出し先)の動作
→子ボット(呼び出し先)側の優先度100~60を確認して返信します
※{child_bot:子ボットのID:60}で確認する範囲を60で設定しているため、59以下の優先度を設定しているメッセージには反応しなくなります。(最低優先度が60となります)
→返信出来るメッセージがない(返信がマッチしない)場合は、親ボットに戻ります


・親ボットとしての優先度50:タグの中の子ボット30

呼び出し用置き換えタグ「{child_bot:子ボットのID:30}」

親ボット(呼び出し元)の動作
→親ボット(呼び出し元)の優先度100~50を確認して、返信します
→優先度80までに返信出来るメッセージがない(マッチしない)場合は、子ボット(呼び出し先)側のメッセージを確認しに行きます

子ボット(呼び出し先)の動作
→子ボット(呼び出し先)側の優先度80~50を確認して返信します
※{child_bot:子ボットのID:60}で確認する範囲を30で設定しているため、29以下の優先度を設定しているメッセージには反応しなくなります。
※子ボット(呼び出し先)側の最高優先度が100、最低優先度30までのメッセージが、確認出来る範囲となります。
→返信出来るメッセージがない(返信がマッチしない)場合は、親ボットに戻ります

上記を同時に設定してある場合は、実質

・親ボット(呼び出し元)側の優先度:80~50
・子ボット(呼び出し先)側の優先度:60~30

までの「最高優先度と最低優先度」両方を指定した範囲メッセージに反応することになります。

 

 

自動翻訳による返信機能

■自動翻訳による返信機能とは

Botbird for Business の自動翻訳機能を使うことで、AIスマートスピーカーやチャットボットと自動翻訳により会話をすることが出来るようになります。
例えば日本語で会話の設定をしたチャットボットに対して英語で会話(翻訳機能を通して)する、といったことが可能となります。

■利用の御準備

Botbird for BusinessのGoogle翻訳機能をご利用になるには、別途お客様による 「Google Translate API」 サービス(有料)の登録が必要となります。
詳しくは (https://cloud.google.com/translate/?hl=ja) こちらを御覧ください。
以下で必要になるGoogle Translate API Keyも上記サービスへの登録をすることで取得できます。

※Translation API Basic(Google Cloud Translation API V2)のAPIキーを取得ください。

■自動翻訳による返信機能の設定方法

左側メニュー「全体設定」→「ボット設定」の「GOOGLE翻訳設定」という欄で設定します。

スクリーンショット 2018-04-13 16.18.53.png

1)「Botbird上でシナリオ作成する言語のコード」に、Botbird for Businessで会話コンテンツを作成している言語コードを入力します。
(例:日本語で作成しているなら ja、英語で作成しているなら en。空白にすると利用OFFとなります。)

2) 「実際の会話の言語のコード」というところに、実際に会話をしたい言語コードを入力してください。ここを空白のままにしておくとチャットボットに対して送られたメッセージの言語を自動判定します。
(例:英語でボットと会話したい場合は en 、フランス語でボットと会話したい場合は fr 。言語の自動判定をする場合は空白)
(Google HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーでは、機器によって言語設定が決まっています。その場合は、自動判定ではなく、その機器で利用されている言語を指定する必要が有ります。)

3) 「Google Translation API Key」にお客様のGoogle Translation API Keyを入力してください。

4) 「アップデート」をクリックしてください。

■実際に使ってみる

例として以下のようにシンプル返信を日本語で設定します。

スクリーンショット 2018-04-13 16.43.47.png

自動翻訳設定を以下のように設定します。
(Botbird上でシナリオ作成する言語のコード):ja
(実際の会話の言語のコード):en

すると、チャットプレビュー画面で以下のように英語でボットに話しかけると、日本語で設定したシンプル返信の内容を英語に自動翻訳して返答するようになります。

スクリーンショット 2018-04-13 16.44.05.png

■置き換えタグを使ってユーザー毎の言語設定を行う

置き換えタグを使うことで、ボットとの会話を通してユーザー毎に異なる言語設定を利用するという使い方も可能です。

{set_user_lang:言語コード} という置き換えタグを使って言語設定を変更します。

(例:{set_user_lang:ja} は日本語での会話を行う設定になります。)
(例:{set_user_lang:} このように言語コードを書かないと言語の自動検出の設定になります。)

・使用例

以下のようにシンプル返信を設定します。

スクリーンショット 2018-04-13 16.54.13.png

ボットとの会話を通して言語の設定が行えるようになります。この設定は、現在会話したユーザーにのみ有効です。

スクリーンショット 2018-04-13 17.01.00.png

■スマートスピーカーで使用する場合

スマートスピーカーからボットと会話をする場合、一つのデバイスにつき一つの言語しか同時に設定できません。(2018/04/18現在)
例えば日本語設定をしたスマートスピーカーでは英語を認識することが出来ません。

従って、下記の制限にて自動翻訳をご利用下さい。
・言語の自動検出は出来ません。全てデバイスで設定されている言語として認識されます。
・デバイスの言語設定と、Botbirdで有効な言語(「実際の会話の言語のコード」または「{set_user_lang:言語コード} で設定された言語コード」)を合わせて利用頂く必要が有ります。

Google Homeでの言語設定:
https://support.google.com/googlehome/answer/7550584?hl=ja

Amazon Alexaでの言語設定:
amazon alexaアプリを開く → ホーム画面の左上にあるメニューボタンをタップ → 設定→ デバイス一覧から目的のデバイスを選択 → 言語 → 言語を選択して「設定を保存」)

・複数台のスマートスピーカーを用いた使用例
日本語と英語にそれぞれ設定したスマートスピーカーを用意し、以下のようにシンプル返信を設定します。

スクリーンショット 2018-04-18 14.48.55.png

2つのスマートスピーカーに対して

日本語設定のスマートスピーカー → 「日本語に設定する」
英語設定のスマートスピーカー → 「Set to English」

言語設定の文言を事前に話しかけておくことで、スマートスピーカー毎にBotbird for Businessの言語設定を行うことができます。

ユーザー変数機能

■ユーザー変数とは

会話相手ごとに任意の値を覚えることの出来る機能です。
例えば、会話のなかで会話相手の趣味や好きな食べ物、年齢などを聞いて保存しておくことが可能です。

■ユーザー変数で利用する置き換えタグ

・変数に会話中ユーザーに関する値をセットする時:{set_var:変数名:値}
・会話中ユーザーの変数の値を利用する時:{get_var:変数名:デフォルト値}
・会話中ユーザーの変数の値を全て利用する時:{get_var_all}
この3種類の変数をシンプル返信機能やシナリオ機能に書くことでユーザー変数を使うことができます。

■使い方の例

・ユーザー変数の例1

以下は、変数を利用することで同じユーザーからの2回目以降の会話においてボットの返信のパターンを変えることができるようになるという例です。

変数に値をセットするとき(「シンプル返信(簡易 or 詳細)」)

① 検索ワードの項目に「はじめまして」、返信メッセージの項目に「はじめまして。{set_var:hello:また会いましたね。}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-19 11.46.36.png

変数の値を利用するとき

① 検索ワードの項目に「こんにちわ」、返信メッセージの項目に「こんにちわ。{get_var:hello:はじめまして}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-19 11.47.03.png

②プレビューで確認します。

スクリーンショット 2018-03-19 11.49.01.png

①「はじめまして」と話しかけると、返信時にユーザー変数 hello に “また会いましたね。” という値が格納されます。
②「こんにちわ」と入力すると、ユーザー変数 helloに保存された”また会いましたね。” をつかってボットが返答をします。


・ユーザー変数の例2

変数に値をセットするとき(「シンプル返信(簡易 or 詳細)」)

① 検索ワードの項目に「趣味は(.*)です」、返信メッセージの項目に「趣味は{match0-1}ですね。{set_var:hobby:{match0-1}}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-16 15.03.34.png

② プレビュー機能(ヘルプ記事)を利用して確認

スクリーンショット 2018-03-16 15.55.29.png

これで「音楽」という趣味が変数として格納されます。

③ 格納された変数の確認
左側メニュー「統計・ログ」をクリックし、「ユーザー変数」を選択して下さい。
すると以下の様に 「音楽」 という変数が格納されているのがわかります。

スクリーンショット 2018-03-16 15.06.49.png

変数の値を利用するとき

① 検索ワードの項目に「ひまだなー」、返信メッセージの項目に「趣味の{get_var:hobby:何か}をしてみたらどうでしょう?」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-16 15.14.44.png

② プレビュー機能で

スクリーンショット 2018-03-19 12.30.01.png
「ひまだなー」→「趣味の音楽をしてみたらどうでしょう?」 と返してきます。


・ユーザー変数の例3

他の置き換えタグとの組み合わせも可能です。

① シンプル返信(簡易 or 詳細)の検索ワードの項目に「数えて」、返信メッセージの項目に「数を数えます。{set_var:mycount:{math::{get_var:mycount:0}+1}}{get_var:mycount:0}」と書き込みます。

スクリーンショット 2018-03-16 15.47.20.png

② プレビューで確認します

スクリーンショット 2018-03-19 11.57.44.png

プレビュー機能で 「数えて」 と入力するたびに変数に数を加算してゆきます。

この例では、{get_var} → 他の置き換えタグ → {set_var} という順番で処理しています。


・ユーザー変数の例4

以下の例では、シナリオ機能を使って選択肢を提示し、ユーザーからの選択結果をユーザー変数として格納します。

① シナリオボット画面で以下のように4つの選択肢を表示します。そして選択を行ったシーンIDのメッセージの部分に、{set_var:location:値} を書きユーザー変数を定義します。
シナリオボットの基本的な使い方に関しては(シナリオボット)を参照ください。

スクリーンショット 2018-03-19 11.58.23.png

② プレビュー機能でシナリオを呼び出して、選択肢を選択するとユーザー変数に値が格納されます。

スクリーンショット 2018-03-19 12.04.49.png

上の図の例では、「東京」という値がユーザー変数として格納されます。

 

シナリオボットのCSVファイルアップロード/ダウンロード

シナリオボットの設定情報は、各シナリオ毎にCSVファイルをダウンロード、アップロードしてご利用することが可能です。

■ファイル形式について

カンマ区切りのCSVファイル(UTF-8:BOM無し)です。

データは、「1行あたり1選択肢」で、左側から「シナリオ情報群」「シーン情報群」「選択肢情報群」が記載されています。
(例えば、あるシーンに複数の選択肢が登録されている場合は、左からシーン情報までの内容は全く同じで、選択肢情報のみ異なる行が選択肢の数だけ存在します。)

■Botbird for Businessへのダウンロード方法

上部[Tools]-[CSVダウンロード]をお選び下さい。

SS 2018-01-05 13.11.59.jpg

■EXCELでダウンロードしたCSVファイルを開く方法

データ内に改行が含まれる場合と含まれない場合によって、EXCELでの開き方が異なります。

(1)データ内に改行が含まれない場合
1)EXCELを起動し、メニューの「インポート」から、「CSVファイル」または「テキストファイル」をお選び下さい。
2)形式の設定は「Unicode(UTF-8)」「区切り文字:カンマ」をお選び下さい。

(2−1)データ内に改行が含まれる場合:Windows
1)Windowsのメモ帳で一度CSVファイルを開き、編集せずに「名前を付けて保存」して下さい。
(「UTF-8」エンコード形式になっているかをご確認下さい)
2)保存後、このファイルをEXCELで開きます。

(2−2)データ内に改行が含まれる場合:Mac

[ターミナルを使用する場合]
1)ターミナルを開き、CSVファイルが保存されている場所に移動します。
※「cd」コマンドを利用します。利用方法が不明な場合は別途お問い合わせ下さい。
2)次のコマンド実行して下さい。
cat <(printf "\xEF\xBB\xBF") output.csv > output_2.csv
*output.csvは元のファイル名、output_2.csvは新ファイル名に適宜ご変更下さい。
3)新ファイルをEXCELで開きます。

[Googleスプレッドシートを使用する場合]
1)Googleスプレッドシートで新規のスプレッドシートを開きます。(Googleスプレッドシートの利用にはGoogleアカウントが必要です。詳しくはこちらをご覧ください。https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/
2)「ファイル」 → 「インポート」 を選択して表示されるウィンドウの「アップロード」タブを選択し、csvファイルをドラッグアンドドロップしてアップロードします。
3)シート上にcsvの内容が表示されますので、データの範囲をすべて選択した状態でクリップボードにコピーします。
4)EXCELを開き、新規シートを作成します。
5)EXCELシート上の「A0」セル(一番左上のセル)に、クリップボードのデータを貼り付けします。

■EXCELでの編集後、CSV形式での保存方法

ファイル保存ダイアログから、必ず「CSV UTF-8(コンマ区切り)」をお選び下さい
※「CSV UTF-8(コンマ区切り)」での保存にはEXCEL2016が必要です。
※EXCEL2016がない場合、個別にご相談下さい。

■Botbird for BusinessへのCSVアップロード方法

ファイルを選択してから、上部[Tools]-[CSVアップロード]ボタンを押して下さい。

・ID(シナリオID、シーンID、選択肢ID)を残したままCSV編集してアップロードすると情報の上書きとなります。

・シナリオIDとシーンIDを残し、選択肢IDを空白にしてアップロードすると、新規選択肢情報の追加となります(既存の選択肢行をコピーし、選択肢IDを空白にしてから選択肢情報の内容変更すると簡単です)。

・シナリオIDを残し、シーン毎に別々の新規シーンIDを任意に割り振り、それぞれに複数の空白選択肢IDの行を作成してアップロードすると、新規シーンおよび選択肢情報の追加となります。

(シナリオCSVダウンロード/アップロードの注意事項)
・必ずシナリオIDを入力して下さい。シナリオIDが空白の場合、各行が別のシナリオとして扱われます。

・シーンや選択肢の上書きと追加は可能ですが、既存の情報を削除することは出来ません。

・同じIDで行によって異なる内容を記載した場合、原則として最下行の情報が優先されます。

・項目追加用の行を含むCSVファイルを連続でアップロードすると、同一内容の項目が複数生成されてしまいます。項目を追加した場合は、一度CSVファイルをダウンロードしなおすことをお勧めします。

統計・ログ設定

■統計・ログ設定とは?

左側メニュー「統計・ログ」をクリックすると、以下のメニューが表示されますので、必要に応じてご活用下さい。

・統計分析
シナリオゴール到達等の統計分析を確認することが出来ます。
・シナリオ毎の統計
作成したシナリオ毎の統計分析を確認することが出来ます。
・会話履歴
作成したボットがどのように話したか確認することが出来ます。
・会話ユーザー情報
作成したボットが会話した相手の情報を確認することが出来ます。
・操作履歴
「Botbird for Business」ログイン後の操作履歴を確認することが出来ます。

 

 

WEBページ・ブログにボットを表示させるには?(全体設定:WEBチャットタグの取得)

 

■WEBチャットボックス設定方法

左側メニュー「全体設定」をクリックし「WEBチャットタグの取得」を選択して下さい。

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「WEBチャットボックスタグの自動生成」設定欄が表示されますので、「WEBチャットボックスタグ」上(英数列上)で1回クリックをしてコピーして下さい。
※1回クリックすると、文字列を全て選択することが出来ます。

コピー後、ボットを表示させたい箇所(WEBページやブログパーツ)へ貼り付けて下さい。
初期設定時のまま編集されていない場合は、左下に「入力して下さい」と表示されたボックスが表示されますので、クリックして正しく動作するかご確認下さい。

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WEBチャットボックスは、細かな設定を行うことが出来ます。
「WEBチャットボックスタグ」の下の各種設定欄で行えますので、必要に応じてカスタマイズを行って下さい。

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<設置例>
初期設定時のまま「TEC29」ブログ内カスタムプラグインとして設置した場合
(使用ブラウザ:Google Chrome)

■チャットボックスを開いた時の表示設定を編集する場合
「WEBチャットボックスのタイトル」「WEBチャットボックスの副題」「初期メッセージ」「入力欄の背景文字」設定欄を編集して下さい。

①WEBチャットボックスのタイトル:チャットボックスを開いた時に、上部に表示されます
②WEBチャットボックスの副題:チャットボックスを開いた時に、上部に表示されます
③初期メッセージ:チャットボックスを開いた時、一番最初に表示される文言を設定出来ます
④入力欄の背景文字:チャットボックスを設置した際に表示される文言が設定出来ます

■チャットボックス設置時の表示設定を編集する場合
「高さ(画面に対する%)」「横幅(画面に対する%:PCのみ。モバイルは全幅)」「左端からの距離(px)」「右端からの距離(px)」「上端からの距離(px)」「下端からの距離(px)」「自動ポップアップまでの秒数」「会話内ボットアイコン画像URL」「未利用時のポップアップ用アイコン化」「ポップアップ用アイコン画像URL」設定欄を編集して下さい。

なお、表示設定のカスタマイズ(編集)を行いますと、即時「WEBチャットボックスタグ」が更新されます。
各設定を変更した後は、必ず「WEBチャットボックスタグ」をコピーして、貼り付けなおして下さい。

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<カスタマイズ後の設置例:Botbird for Business>

■注意事項

管理画面の「WEBチャットボックスタグの自動生成」欄は、タイトル等の設定をBotbird for Business内に記憶するものではなく、様々なWEBページに合わせて、多種多様なWEBチャット設定タグを一時的に動的生成するための欄です。
生成されたタグを都度WEBサイトに貼り付け(更新)して、ご利用ください。

■botbird-webchat-component.js / chatbox.jsの指定可能なパラメータ(ご参考)

title : タイトル
subtitle : サブタイトル
placeholder : 入力欄のメッセージ
inputHeight : 高さ
inputWidth : 横幅
inputLeft : 左からの距離
inputRight : 右からの距離
inputBottom : 下からの距離
inputTop : 上からの距離
initialMsg : 初期メッセージ
initialMsg2nd : 二度目の訪問以降の初期メッセージ
initialSubmitMsg : WEBチャットオープン時に背後で送るメッセージ(シナリオ開始タグなど)
botIconUrl : ボットメッセージに表示されるアイコン
popupSec : 自動ポップアップまでの時間(秒)
chatBoxIcon : 初期状態でアイコン画像化しておく場合は1
chatBoxIconImgUrl : 初期状態のアイコン画像URL
slidesPerView : 検索ボット結果のカルーセル表示時、可視領域に表示する枚数(デフォルトで1.25)
linkOpenTarget : URLリンクオープン時のTarget(デフォルトで_blank)
uname : 任意のユーザー名({name}で使われます)
uid : 任意のユーザーID(会話履歴に表示されます)

※文字列は、URLエンコードしてご指定ください