作成したチャットボット(Facebookと連携したチャットボット=Facebookアプリ、以下アプリ)を一般公開したい場合は、以下の手順に沿ってFacebook側での「承認プロセス」を踏む必要があります。
以下の手順に沿って申請を行って下さい。
【申請時に必要なもの】
Facebook for Developers
https://developers.facebook.com/
上記URLにログイン後、右上に表示される「マイアプリ」をクリックします。
申請を行いたいアプリ名をクリックして進んで下さい。
「ダッシュボード」が表示されますので、左側メニュー「設定」内「ベーシック」を開き、以下の設定を行って下さい。
・アプリのアイコン画像(1024 x 1024サイズ)を用意して下さい。
・プライバシーポリシーが記載されたURLを用意して下さい。
・サービス規約のURLを用意して下さい。
※プライバシーポリシー、サービス規約については、別途用意したプライバシーポリシーをHPやブログに記載してURLを記入して下さい。
事前に何も設定しないととこちらの画像のようにエラーが表示されますので、全ての設定を行って下さい。
<設定例>
【申請方法】
1.要件を確認し、手順に従って下さい。
ボットを公開する準備が出来たら、Facebookチームに申請を行う必要があります。
この審査プロセスにより、FacebookではMessengerボットがMessengerのすべての利用者に公開される前に、ポリシーを遵守し、正しく機能することを確認しています。
ボットを申請するには、以下の要件を確認し、次の手順に従って下さい。
要件
ボットが全てのMessengerプラットフォームとFacebookのポリシーを遵守していることを確認します。 ボットがFacebookコミュニティ規定に準拠していることを確認します。 公開前のチェックリストを確認します。 ボットに関連付けられているFacebookページを公開します。 Webhookが正しく機能することを確認します。(正しく動作すると、20秒以内にWebhookイベントに対して200 OK
の応答を返します。) あなたのボットが機能やコンテンツをゲート管理している場合、レビューチームが何らかの方法でアクセスおよびテストできるようにして下さい。
※設定例※
ある機能でユーザーがサービスにログインする必要がある場合、申請ノートでユーザー名とパスワードを知らせてください。
または、ボットに送信して通常のゲート管理フローを開始できるキーフレーズをレビュアーに伝えるという手段もあります。
2. 利用者がページにメッセージを送信できるように設定して下さい
利用者からメッセージを受信するには、ページのメッセージ機能を有効にする必要があります。
アプリに設定しているページに移動し、ページ上部「設定」をクリックして下さい。
一般設定ページが表示されますので「メッセージ」設定欄に表示されている[編集]をクリックします。
「ページにメッセージボタンを配置して、閲覧者からの非公開メッセージを受け付ける」チェックボックスをオンにして、[変更を保存]をクリックします。
3.ボットを開発モードにして下さい
ボットのアプリページに戻り、ダッシュボード右上に表示されているモードを確認します。
以下の表示になっていない(開発モードになっていない・オンとなっている)場合は、オン/オフボタンをクリックして開発モード(オフ)に設定して下さい。
以上で申請の準備が整いました。
4. 「Messengerのアプリレビュー」に移動します
「ダッシュボード」左側メニュー「プロダクト」の「Messenger」内「設定」を表示します。
最下段に「Messengerのアプリレビュー」設定欄がありますので、申請するアクセス許可を選択します。
ボットに必要なアクセス許可ごとに[申請に追加]ボタンをクリックすると、下部の[現在の申請]に追加されたアクセス許可が表示されます。
※初期設定時は「pages_messaging」のみ選択されています。
※その他の設定も追加選択したい場合は「申請に追加」をクリックして下さい。
審査プロセスでは、Facebookチームがボットをテストし、それぞれのアクセス許可が必要であること、ボットが関連するメッセージのポリシーに準拠していることを確認します。
少なくとも、ボットがメッセージを送信できるように、pages_messaging
のアクセス許可をリクエストしてください。
5. 各申請のノートの編集を行います
権限を選択したら[現在の申請]内に表示されている各申請のノートを編集します。
リクエストする権限の横に表示されている[ノートを編集]をクリックし、各フォームに必要事項を記入します。
記入漏れがないことを確認後[審査を申請する]をクリックして下さい。
<ノートの記入例>設定済みのシナリオボットを記入
※1.で「申請に追加」をクリックしていない場合「pages_messaging」のみ表示されています。
※記入する際は、日本語で問題ありません。
6. 申請と承認待ち
[審査を申請する]をクリックすると、ボットを申請した人の名前と申請時刻が表示されます。
また、ボットの申請後、Facebookの審査チームがボットにメッセージを送信して、返信時間や機能のテストと、ポリシーに準拠しているかどうかの確認を行います。審査チームからボットへの送信およびボットの使用は複数回、複数日にわたる可能性があります。
アプリを申請したら、「ダッシュボード」左側メニュー「アプリレビュー」で承認のステータスを確認することが出来ますので、必要に応じて確認して下さい。
7.ビジネス情報と認証ドキュメントを提出して下さい
ボットの返信時間、機能、ポリシー準拠状況の審査が完了すると、アプリコンソールの[アラート]タブでビジネスの認証を完了するよう求めるメッセージが送信されます。
ビジネスの認証を開始するには、メッセージの[ビジネスの認証を開始する]ボタンをクリックします。
アプリを所有するビジネスに対し、以下の内容を提供するよう求められます。1.ビジネス名、住所、電話番号を含むビジネスの情報。
2.ビジネスが存在することを示す、以下の文書いずれか1つのコピー。
営業免許(推奨) 会社設立契約書 会社定款 ビジネス宛の公共料金の領収書さらに、書類には会社の正式なビジネス名に加えて次のいずれかが記載されている必要があります。
住所 納税者識別番号 電話番号ビジネス認証は、1つのビジネスマネージャアカウントにつき1回のみ受ける必要があります。ビジネス認証が1回完了している場合、同じビジネスマネージャアカウントで所有している申請済みの追加アプリについてビジネス認証を完了するよう求められることはありません。
3.ビジネスを代表する署名者の指名、役職、メールアドレス。
8.補足規約に同意し、技術提供者同意書に署名して下さい
ビジネス情報と認証文書が送信された後、Facebookリーガルチームから、以下のリンクを含むメールが送信されますので、確認して下さい。
- 補足規約: これらは、Messengerプラットフォームを含むFacebook拡張プラットフォーム製品の使用にあたり、アプリ開発者が同意する必要のある追加の規約です。
技術提供者同意書: ビジネスの代表署名者の署名が必要な追加の契約書です。これはアプリのビジネスの目的が[他のビジネスへのサービス提供]に設定されている場合にのみ必要となります。
あなたはビジネス認証の一環として、補足規約を読み同意する必要があります。
また該当する場合は技術提供者同意書を読んで署名する必要があります。
9. 承認アラートを確認して下さい
アプリの審査とビジネス認証が終了すると、承認は完了です。
ボットが承認されると、Facebookからお知らせが届きます。また、[Messenger用アプリ審査]のpages_messaging
アクセス許可の隣に、緑のチェックマークが表示されます。
※ボットが認証されない場合は、[pages_messaging]の横にある[申請に追加]ボタンをクリックして、レビューチームからのフィードバックを確認します。
質問がある場合は、却下通知の下にある[質問を送信]ボタンを使用して、ボットを更新する方法についてレビューチームに直接問い合わせることができます。
10(任意). カスタマーマッチング手数料$99を支払います(1回限り、任意)
カスタマーマッチング機能を使用するには、手数料を支払う必要があります。支払いは、アプリダッシュボードの「Messenger」セクションの「カスタマーマッチングの承認」で行えます。この手数料は返金されませんので、くれぐれもご注意下さい。
カスタマーマッチング機能について
https://developers.facebook.com/docs/messenger-platform/guides/customer-matching